コンパイラーを利用するには、Microsoft* Visual Studio* がインストールされていなければなりません。
コンパイラーは、次のバージョンの Microsoft* Visual Studio* に統合されます。
Microsoft* Visual Studio* でデバッグおよび開発を含むすべての機能を利用するには、Microsoft* Visual Studio* Community Edition 以上が必要です。Microsoft* Visual Studio* Express Edition では、コマンドラインのビルドのみ利用できます。すべてのバージョンで、Visual Studio* のインストール時に「C++ によるデスクトップ開発」サポートが選択されていなければなりません。
通常 Windows* では、コマンドラインを使用する前に、環境変数を設定する必要はありません。インテル® コンパイラーのコマンドライン・ウィンドウは、これらの環境変数を自動的に設定します。環境変数を設定する必要がある場合は、各スイートの入門ガイドの説明に従って、環境スクリプトを実行してください。
<install_dir> はインストール・ディレクトリーを示します。デフォルトでは、\Intel\oneAPI\compiler\<version> です。
以下のステップに従ってコンパイラーを起動します。
ステップ 1: コマンドプロンプトを開く
Windows* 10ステップ 2: コンパイラーの起動
次のコマンドでコマンドラインからコンパイラーを起動します。
次のコマンドで利用可能なすべてのコンパイラー・オプションを表示します。
次のステップに従って、Microsoft* Visual Studio* からコンパイラーを起動します。
ステップ 1: バイナリーのビルド
Microsoft* Visual Studio* を起動します。
[ファイル] > [新規作成] > [プロジェクト] を選択します。
[新しいプロジェクト] ウィンドウで [Intel® Visual Fortran] からプロジェクトの種類を選択します。
テンプレートを選択して [OK] をクリックします。
[ビルド] > [ソリューションのビルド] を選択します。
コンパイルの結果が [出力] ウィンドウに表示されます。
ステップ 2: ビルド構成の設定
Microsoft* Visual Studio* Fortran コンパイラーからインテル® Fortran コンパイラーへの変換
インテル® Fortran コンパイラーから Microsoft* Visual Studio* Fortran コンパイラーへの変換
この操作を行うと、選択したソリューション・ファイルで Microsoft* Visual Studio* Fortran コンパイラーが使用されます。[Do not clean project(s)] を有効にしない限り、プロジェクトのすべての構成が自動でクリーンされます。プロジェクトのクリーンを選択しない場合は、更新プロジェクトをリビルドして、すべてのソースファイルが新しいコンパイラーでコンパイルできることを確認する必要があります。
次のステップに従って、コンパイラーをテストし、プロジェクトをビルドします。
print *, “hello!” end
C:\users\me> ifort hello.f90
C:\users\me> ifx hello.f90
C:\users\me> hello hello!
Fortran はイメージを複製し、イメージ間の通信を可能にすることで並列処理をサポートします。これは、「インテル® Fortran コンパイラー・チュートリアル: Co-Array Fortran の使用」 (英語) で説明されるように Co-Array を使用して行われます。上記の "hello" プログラムは Co-Array を使用していませんが、次のように Co-Array プログラムとして実行することができます。
C:\users\me> ifort /Qcoarray /Qcoarray-num-images:4 hello.f90 C:\users\me> hello hello! hello! hello! hello!
C:\users\me> ifx /Qcoarray /Qcoarray-num-images:4 hello.f90 C:\users\me> hello hello! hello! hello! hello!