qopt-mem-layout-trans、Qopt-mem-layout-trans

コンパイラーによって実行されるメモリーレイアウト変換のレベルを制御します。

構文

Linux*:

-qopt-mem-layout-trans[=n]

-qno-opt-mem-layout-trans

macOS*:

-qopt-mem-layout-trans[=n]

-qno-opt-mem-layout-trans

Windows*:

/Qopt-mem-layout-trans[:n]

/Qopt-mem-layout-trans-

引数

n

メモリーレイアウト変換のレベルです。設定可能な値は以下のとおりです。

0

メモリーレイアウト変換を無効にします。-qno-opt-mem-layout-trans (Linux* および macOS*) または /Qopt-mem-layout-trans- (Windows*) を指定した場合と同じです。

1

基本的なメモリーレイアウト変換を有効にします。

2

中程度のメモリーレイアウト変換を有効にします。[q または Q]opt-mem-layout-trans を引数なしで指定した場合と同じです。

3

コード領域の構造体のコピーイン/コピーアウトなど、より多くのメモリーレイアウト変換を可能にします。各コアに 4GB の物理メモリーがある場合にのみ、この設定を使用してください。

4

強力なメモリーレイアウト変換を有効にします。各コアに 4GB の物理メモリーがある場合にのみ、この設定を使用してください。

デフォルト

-qopt-mem-layout-trans=2 または /Qopt-mem-layout-trans:2

コンパイラーは、中程度のメモリーレイアウト変換を実行します。

説明

このオプションは、コンパイラーによって実行されるメモリーレイアウト変換のレベルを制御します。このオプションによりキャッシュの再利用とキャッシュの局所性が向上します。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

製品および性能に関する情報

性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。詳細については、http://www.intel.com/PerformanceIndex/ (英語) を参照してください。

注意事項の改訂 #20201201