[Profile Guided Optimization] ダイアログボックス

このトピックでは、次のダイアログボックスについて説明します。

[Profile Guided Optimization] ダイアログボックス

[Profile Guided Optimization] ダイアログボックスを表示するには、[ツール] > [Intel Compiler] > [Profile Guided Optimization] を選択します。

[Profile Guided Optimization] ダイアログで、プロファイルに基づく最適化のオプションを設定します。

[Phase 1 - Instrument]: このフェーズは、プロファイルに基づく最適化 (PGO) 用のインストルメント済みオブジェクト・ファイルを生成します。指定した最適化インストルメントのコマンドライン・コンパイラー・オプションが [Compiler Options] に表示されます。

オプションを選択すると、静的プロファイル情報ファイル (.spi) が作成されますが、並列ビルドを行うのに必要な時間が増えます。

チェックボックスをオフにしてこのフェーズをスキップすると、プロファイルに基づく最適化の実行時間を短縮できます。このフェーズをスキップする場合、プロファイルに基づく最適化を実行する際に既存のプロファイル情報が使用されます。例えば、プロジェクトの構造に影響しない不具合を修正するためにコードを変更した場合、このフェーズをスキップできます。

[Phase 2 - Run Instrumented Application(s)]: このフェーズは、前のフェーズで生成されたインストルメント済みアプリケーションと [Applications Invocations] ダイアログボックスにあるアプリケーションを実行します。新しいアプリケーションを追加したり、既存のアプリケーションを編集するには、[Applications Invocations] をクリックします。

チェックボックスをオフにしてこのフェーズをスキップすると、プロファイルに基づく最適化の実行時間を短縮できます。このフェーズをスキップする場合、プロファイルに基づく最適化を実行する際にリストにあるアプリケーションは実行されません。例えば、プロジェクトの構造に影響しない不具合を修正するためにコードを変更した場合、このフェーズをスキップできます。

[Phase 3 - Optimize with Profile Data]: このフェーズは、プロファイルに基づく最適化を実行します。

このフェーズをスキップする場合はチェックボックスをオフにします。

[Profile Directory]: プロファイルが格納されているディレクトリーです。プロファイル・ディレクトリーを編集するには [Edit] ボタンを、プロファイル・ディレクトリーを参照するには [Browse] ボタンをクリックします。

[Show this dialog next time]: このチェックボックスをオフにすると、このダイアログボックスを表示しないでプロファイルに基づく最適化が実行されます。プロファイルに基づく最適化は、ここで指定されている設定を使用します。

[Save Settings]: 設定を保存します。

[Run]: プロファイルに基づく最適化を開始します。

[Cancel]: プロファイルに基づく最適化を開始しないでこのダイアログボックスを閉じます。

[Application Invocations] ダイアログボックス

[Application Invocations ] ダイアログボックスを表示するには、[Profile Guided Optimization] ダイアログボックスで [Application Invocations...] をクリックします。[Profile Guided Optimization] ダイアログボックスで、アプリケーション用のオプションを設定したり、プロファイルに基づく最適化に含めるアプリケーションを追加できます。

アプリケーションのリストは、[スタートアップ プロジェクト] のデバッグ設定から取得されます。

[Merge Environment]: チェックボックスをオンにすると、アプリケーション環境をオペレーティング・システムによって定義されている環境にマージします。

アプリケーションを追加、編集、削除するには、次のいずれかのボタンをクリックします。

[Add]: [Edit Command] ダイアログボックスで新しいアプリケーションを追加します。

[Duplicate]: アプリケーションを選択してこのボタンをクリックすると、その設定をコピーして別の設定を作成できます。

[Edit]: アプリケーションを選択してこのボタンをクリックすると、[Edit Command] ダイアログボックスでその設定を変更できます。

[Delete]: 選択したアプリケーションをリストから削除します。

[OK]: 設定を保存し、このダイアログボックスを閉じます。

[Cancel]: 設定を破棄し、このダイアログボックスを閉じます。

[Edit Command] ダイアログボックス

[Edit Command] ダイアログボックスを表示するには、[Application Invocations] ダイアログボックスで [Add] または [Edit] をクリックします。[Edit Command] ダイアログボックスで、[Application Invocations] ダイアログボックスにある既存のアプリケーションを編集したり、新しいアプリケーションを追加できます。

[Command]: 新しいアプリケーションを追加したり、既存のアプリケーションを編集します。[Edit] をクリックすると、マクロのリストを含む [Command] ダイアログボックスを表示できます。[Browse] をクリックすると、アプリケーションが格納されている別のディレクトリーに移動できます。

[Command Arguments]: アプリケーションで必要とされる引数を入力します。

[Working Directory]: アプリケーションの作業ディレクトリーを入力または編集します。[Edit] をクリックすると、マクロのリストを含む [Command] ダイアログボックスを表示できます。[Browse] をクリックすると、アプリケーションの作業ディレクトリーに移動できます。

[Environment]: アプリケーションで必要とされる環境変数を入力します。

[Merge Environment]: チェックボックスをオンにすると、アプリケーション環境をオペレーティング・システムによって定義されている環境にマージします。

[Load from Debugging Settings]: アプリケーションのデバッグ設定をロードします。

[OK]: 設定を保存し、このダイアログボックスを閉じます。

[Cancel]: 設定を破棄し、このダイアログボックスを閉じます。

[Command] ダイアログボックス

[Command] ダイアログボックスを表示するには、[Edit Command] ダイアログボックスで [Edit] をクリックします。[Command] ダイアログボックスで、プロファイルに基づく最適化の実行する際にその一部としてアプリケーションで使用されるマクロを指定または変更できます。

リストからマクロを選択し、次のいずれかのボタンをクリックします。

[Macro]: 利用可能なマクロのリストを表示または非表示にします。

[Insert] 選択したマクロを使用します。

[OK]: 設定を保存し、このダイアログボックスを閉じます。

[Cancel]: 設定を破棄し、このダイアログボックスを閉じます。

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