データオプション
このセクションでは、データ処理に関連するコンパイラー・オプションを説明します。
親トピック:
コンパイラー・オプションの詳細
align
特定のデータ項目のアライメント方法をコンパイラーに指示します。
auto
SAVE として宣言されていないすべてのローカル変数をランタイムスタックに割り当てるように指定します。
auto-scalar、Qauto-scalar
SAVE 属性を持たない INTEGER、REAL、COMPLEX、および LOGICAL 組込み型のスカラー変数をランタイムスタックに割り当てます。
convert
数値データが含まれている書式なしファイルの形式を指定します。
double-size
DOUBLE PRECISION 型および DOUBLE COMPLEX 型の宣言、定数、関数、および組込み関数のデフォルトの KIND を指定します。
dyncom、Qdyncom
ランタイム時に、共通ブロックの動的割り当てを有効にします。
falign-functions、Qfnalign
プロシージャーを最適なバイト境界にアライメントするようにコンパイラーに指示します。
falign-loops、Qalign-loops
2 の累乗のバイト境界でループをアライメントします。この機能は ifort でのみ利用できます。
falign-stack
ルーチンへの入口で使用するスタック・アライメントをコンパイラーに指示します。これは古いオプション (非推奨) で、将来のリリースで削除される予定です。この機能は ifort でのみ利用できます。
fcommon
共通シンボルをグローバル定義として扱うかどうかを指定します。この機能は ifort でのみ利用できます。
fkeep-static-consts、Qkeep-static-consts
ソースで参照されない変数の割り当てを保持するようにコンパイラーに指示します。この機能は ifort でのみ利用できます。
fmath-errno
プログラムが標準数学ライブラリー関数の呼び出しの後に errno をテストしていると仮定するようにコンパイラーに指示します。この機能は ifort でのみ利用できます。
fminshared
コンパイル単位をメインプログラムのコンポーネントとして処理し、共有可能なオブジェクトの一部としてリンクしないように指定します。この機能は ifort でのみ利用できます。
fpconstant
倍精度変数に代入された単精度定数を倍精度で評価するようにコンパイラーに指示します。
fpic
位置に依存しないコードを生成するかどうかを指定します。
fpie
位置に依存しないコードを生成するようにコンパイラーに指示します。生成されたコードは実行ファイルにのみリンクできます。
fstack-protector
特定の (またはすべての) ルーチンのスタック・オーバーフロー・セキュリティー・チェックを有効/無効にします。
fstack-security-check
バッファー・オーバーランを検出するコードを生成するかどうかを指定します。
fvisibility
グローバルシンボルのデフォルトの可視属性またはファイル内のシンボルの可視属性を指定します。この機能は ifort でのみ利用できます。
fzero-initialized-in-bss、Qzero-initialized-in-bss
明示的にゼロで初期化された変数を DATA セクションに配置するように指定します。この機能は ifort でのみ利用できます。
Gs
スタック・チェック・ルーチンの呼び出しのしきい値を制御します。この機能は ifort でのみ利用できます。
GS
バッファー・オーバーランを検出するコードを生成するかどうかを指定します。
homeparams
レジスターで渡された引数をスタックに書き込むようにコンパイラーに指示します。この機能は ifort でのみ利用できます。
init、Qinit
変数のクラスを 0 またはさまざまな数値型の例外値に初期化します。
intconstant
FORTRAN 77 セマンティクスを使用して整数定数の KIND 引数を決定するようにコンパイラーに指示します。
integer-size
整数変数および論理変数のデフォルトの KIND を指定します。
mcmodel
特定のメモリーモデルでコード生成とデータ格納を行うようにコンパイラーに指示します。
mdynamic-no-pic
位置に依存しない外部参照を含む、位置に依存するコードを生成します。この機能は ifort でのみ利用できます。
no-bss-init、Qnobss-init
初期化されていない変数と明示的にゼロで初期化された変数を DATA セクションに配置するようにコンパイラーに指示します。これは古いオプション (非推奨) で、将来のリリースで削除される予定です。この機能は ifort でのみ利用できます。
Qsfalign
関数のスタック・アライメントを指定します。これは古いオプション (非推奨) で、将来のリリースで削除される予定です。この機能は ifort でのみ利用できます。
real-size
実数と複素数の宣言、定数、関数、および組込み関数のデフォルトの KIND を指定します。
save、Qsave
変数をスタティック・メモリーに格納します。
zero、Qzero
INTEGER、REAL、COMPLEX、または LOGICAL 組込み型の初期化されていない変数を 0 に初期化します。これは古いオプション (非推奨) です。後継オプションは /Qinit:[no]zero または -init=[no]zero です。