コンパイル診断オプション
このセクションでは、コンパイラー診断に関連するコンパイラー・オプションを説明します。
親トピック:
コンパイラー・オプションの詳細
w
すべての警告メッセージを無効にします。
w、W
コンパイラーによって出力される診断メッセージのレベルを指定します。
Wabi
生成されたコードが C++ ABI に準拠していない場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wall
診断メッセージ (警告とエラー) を有効にします。
Wcomment
/* */ コメントの内部に /* がある場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wdeprecated
推奨されていない C++ ヘッダーについて警告を発行するかどうかを指定します。
Weffc++、Qeffc++
特定の C++ プログラミング・ガイドラインに基づく警告を有効にします。
Werror、WX
すべての警告をエラーに変更します。
Werror-all
すべての警告と現在有効なリマークがエラーとしてレポートされます。
Wextra-tokens
プリプロセッサー・ディレクティブの最後にある余分なトークンについて警告を発行するかどうかを指定します。
Wformat
printf や scanf などの呼び出しで引数のチェックを有効にするかどうかを指定します。
Wformat-security
format 関数の使用が問題を引き起こす可能性がある場合、コンパイラーが警告を発行するかどうかを指定します。
Wmain
main の戻り型が予想と一致しない場合に警告を発行するかどうかを指定します。
Wmissing-declarations
あらかじめ定義されていないグローバル関数およびグローバル変数に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wmissing-prototypes
プロトタイプの省略に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wpointer-arith
疑わしいポインター計算に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wreorder
メンバー初期化子の順序がメンバーの実行順序と異なる場合に警告を発行するようにコンパイラーに指示します。
Wreturn-type
関数宣言で戻り型が指定されていない場合、void 型の関数に式を含む return 文がある場合、または非 void 型の関数に return 文がない場合に警告を発行するかどうかを指定します。
Wshadow
変数宣言が前の宣言を隠す場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wsign-compare
符号付きの値と符号なしの値の比較で、符号付きの値が符号なしの値に変換されたときに正しくない結果を生成する可能性がある場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wstrict-aliasing
最適化における厳密なエイリアシング規則に違反している可能性のあるコードに対して警告を発行するかどうかを決定します。
Wstrict-prototypes
引数の型を指定しない関数の宣言と定義に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wtrigraphs
プログラムの意味を変更する可能性があるトリグラフ (3 文字表記) に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wuninitialized
初期化する前に変数を使用している場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wunknown-pragmas
不明な #pragma ディレクティブが使用された場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wunused-function
宣言された関数が使用されていない場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wunused-variable
宣言された後に使用されていないローカルまたは非定数の静的変数に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wwrite-strings
const char * が (非定数の) char * に変換された場合に診断メッセージを発行します。