Graphics
インテル® 82852/82855 グラフィックス・コントローラー・ファミリー
マルチモニター: 複数のディスプレイを使用する際の設定概要

マルチモニターは、大部分のインテル® 852GM チップセット搭載システムでサポートされている機能です。この機能は、チップセットに内蔵されたもうひとつのグラフィックス・コントローラーを使用することで実現されています。インテル® 852GM チップセット・ファミリーでは、マルチモニター設定について、いくつかの異なる設定が可能です。設定項目が使用できるかどうかについては、マザーボードの設計に依存します。

マルチモニターのモードは下記の通りです:

インテル® デュアル・ディスプレイ・クローン
  • インテル® デュアル・ディスプレイ・クローンは、同じ表示内容を 2 台のディスプレイに表示させる機能です。
  • クローンモードは、さまざまな種類やサイズのディスプレイを同時に使用するときに便利です。パソコンに組み込みの液晶ディスプレイに表示させながら、オーバーヘッド・プロジェクター等の特定の解像度やリフレッシュ・レートにのみ対応したディスプレイを使用することができます。
  • デュアル・ディスプレイ・クローンを有効にするには、[Intel® 82852/82855 GM/GME Graphics Controller プロパティ] ウィンドウの [デバイス] タブから、[Intel® デュアル ディスプレイ クローン] アイコンをクリックしてください。プライマリー・デバイスとセカンダリー・デバイスを選択して、[適用] をクリックしてください。

    デュアル・ディスプレイ

    図 1: Windows* XP の [詳細設定] プロパティ - [Intel® Extreme Graphics Devices] タブでのインテル・デュアル・ディスプレイ・クローン

拡張デスクトップ

  • マルチモニターを使用する利点の1 つは、2 台分のディスプレイの広さを利用して、Windows* のデスクトップ画面を、1 台のディスプレイで使用している場合よりも大きく表示させることが可能であるという点です。
  • コントロール・パネルのディスプレイ・アプレット、もしくは [Intel® 82852/82855 GM/GME Graphics Controller プロパティ] ウィンドウの [デバイス] タブから、ディスプレイに表示させる画面のサイズと、それぞれのモニターの相対位置を設定することができます。(図 2)
  • 使用しているアプリケーションのウィンドウを、現在のディスプレイから、他のモニターに移動させることが可能です。またアプリケーションのウィンドウを大きくして、複数のディスプレイにまたがった状態で表示させることも可能です。
  • 拡張デスクトップを有効にするには、[Intel 82852/82855 GM/GME Graphics Controller プロパティ] ウィンドウの [デバイス] タブから、[拡張デスクトップ] アイコンをクリックしてください。[プライマリ デバイス] と [セカンダリ デバイス] を選択して、[適用] をクリックしてください。

    拡張デスクトップ

    図 2: Windows* XP の [詳細設定] プロパティ - [Intel® Extreme Graphics Devices] タブでの拡張デスクトップ

コントロール・パネルの [画面] - [設定] タブからこのモードを設定することもできます。インテル・デュアル・ディスプレイ・クローンが有効になっている場合は、[Intel 82852/82855 GM/GME Graphics Controller プロパティ] ウィンドウを使用して拡張デスクトップを有効にする必要があります。(図 3)

画面のプロパティ 図 3: Windows XP コントロール・パネルの [画面] - [設定] タブでの表示項目

マルチモニター環境では、アプリケーション・ソフトが予期せぬ動作をする可能性があります。

  • GDI (Graphics Device Interface) を使用する標準的な Windows アプリケーションでは、それぞれのディスプレイに表示させる画像を、各々接続されているディスプレイのハードウェア機能を利用して処理させています。
  • 複数のモニターにまたがるように表示している場合や、DirectX*、Direct3D*、DirectDraw* を使用するアプリケーションの場合、ソフトウェア側で処理されます。
  • OpenGL* を使用したアプリケーションの場合強制終了したり、1つのディスプレイをハードウェア処理しながらもう一方のディスプレイで予期しないエラーが発生したり、ソフトウェアで処理されたりする場合があります。
  • フルスクリーンのコマンドプロンプトや MS-DOS* のアプリケーション・ソフトは、プライマリー・デバイスに設定されたディスプレイでのみ表示されます。

デュアルパイプ・パンニング

  • デュアルパイプ・パンニングは、大きな高解像度スクリーンの一部を、より小さなスクリーンでズームインして表示するための機能です。
  • ズームされた画面は、マウスカーソルの移動に追従します。それぞれの画面のサイズが異なる場合、マウスカーソルはそれぞれの画面の異なる位置に表示される可能性があります。
  • 小さいスクリーンのズームイン領域では、カーソルは通常通り動作します。小さいスクリーンの端にカーソルが移動すると、画像がカーソル方向に向かって移動 (パン) します。移動は全画面の端に到達するまで続きます。これは大きな画面には影響しません。小さなスクリーンの状態に関わらず、同じ状態で表示されます。
  • デュアルパイプ・パンニングは、インテル® デュアル・ディスプレイ・クローンまたはデュアル・ディスプレイ・マルチと併用されます。デュアルパイプ・パンニングを使用するには、インテル® デュアル・ディスプレイ・クローンまたはデュアル・ディスプレイ・マルチを有効にした上で、 クローン・ディスプレイの解像度をもう一方のディスプレイよりも高くし、[適用] をクリックします。解像度が低いデバイスがパンされるようになります。

インテル® デュアル・ディスプレイ・マルチ

注: インテル® デュアル・ディスプレイ・マルチはバージョン 14.0 以降のドライバーではサポートされていません。この機能をサポートした最新のドライバーは、バージョン PV 13.6 (3722) です。インテル・デュアル・ディスプレイ・マルチを使用したい場合、13.6 もしくはそれ以前のドライバーをご利用ください。
  • インテル・デュアル・ディスプレイ・マルチは、インテル・デュアル・ディスプレイ・ツイン・モードのパイプで 2 つのディスプレイに画面を表示し、 3 つ目のディスプレイに別のパイプで画面を表示する機能です。
  • インテル・デュアル・ディスプレイ・マルチは複数のディスプレイに視聴者向けの映像を表示し、別のディスプレイに独立して異なる内容の画面を表示する際に、特に役に立ちます。例えば、2 つのディスプレイでプレゼンテーションを表示し、3 番目のディスプレイで発表用のメモを表示する、と言った場合に有効です。
  • デュアル・ディスプレイ・マルチを有効にするには、まず拡張デスクトップを有効にした上で、 [ツイン・コンフィグレーションを有効にする] チェックボックスをチェックし、[適用] をクリックします。この設定を使用する場合には、例えば内蔵液晶ディスプレイと CRT モニターと外付けテレビなど、3 つのディスプレイ・デバイスを接続する必要があります。(図 4)

    ツイン・コンフィグレーション

    図 4: [インテル® エクストリーム・グラフィックス・デバイス] タブでの [ツイン・コンフィグレーションを有効にする] チェックボックス

マルチモニター環境のシステム要件:

  • インテル 852GM チップセット・ファミリー搭載システム (開発元にてデュアルパイプが有効になるよう設計されているもの)
  • 2 つ以上のディスプレイ・デバイス (例: CRT、フラットパネル、TV など)
  • Windows 98* / Windows 98 Second Edition* (SE) / Windows Millennium Edition* (Me) / Windows 2000* / Windows XP*
  • インテル 852GM チップセット・ファミリー用の最新グラフィックス・ドライバー


このコンテンツは以下の製品に適用されます:
インテル® 82852/82855 グラフィックス・コントローラー・ファミリー
Solution ID: CS-009064
作成日: 2004/02/03
最終更新日: 2011/05/18