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サン・マイクロシステムズ株式会社
メーカー担当者に聞く、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台 搭載サーバーの魅力
 

マルチプロセッサー・サーバーを開発するメーカーの製品担当者に、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台とそのプラットフォームがもたらす技術的な優位性、そしてこれらの最新プロセッサーを搭載した自社サーバーの魅力をお聞きしました。今回は、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台を搭載可能な 4-way ラックマウント型サーバー「Sun Fire* X4450」に携わる、サン・マイクロシステムズ株式会社 マーケティング統括本部 プロダクト・ストラテジック・マーケティング本部 システムズ・マーケティング・グループ 専任部長の的場 謙一郎 氏にお話を伺いました。

− 今回発売されたラックマウント型サーバーは、2007年1月にサン・マイクロシステムズとインテル間で締結された両社の戦略的提携によって生まれた製品となります。御社がインテルをパートナーとして選んだ理由にはどのような背景があったのでしょうか。

サン・マイクロシステムズのミッションは、数多くのイノベーション (革新) を創出し、それをお客様にすばやくお届けすることです。当社は、創業当時よりサーバーやソフトウェア技術のイノベーションを次々と生み出してきましたが、インテルはマイクロプロセッサーの世界で同様に数々のイノベーションを巻き起こしてきました。また、インテルは、将来の技術や製品に関するロードマップを数年先までしっかりと持っており、その方向性が当社の目指すところとしっかり合致しています。このような世界有数のイノベーターである両社が力を合わせれば、さらに大きなイノベーションを生み出せるに違いないという強い期待のもと、本格的な協業がスタートしました。

両社の技術的提携に基づく製品として、2007年7月の時点ですでにクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 5300 番台を搭載可能なブレードサーバー (Sun Blade* 6000 モジューラ・システム) を発表しています。今回は、サーバー製品の中でも特に主流となるラックマウント型サーバーとして、クアッドコア インテル Xeon® プロセッサー 5300 番台もしくはデュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー 5100 番台を搭載可能な 2-way サーバー (Sun Fire X4150) と、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台もしくはデュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー 7200 番台を搭載可能な 4-way サーバー (Sun Fire X4450) を新たに発表しました。

 
 
 
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的場 謙一郎 氏

− 今回、インテルとの技術的提携に基づいて開発された最も高性能なラックマウント型サーバー「Sun Fire X4450」の特長について教えてください。

まず、サン・マイクロシステムズが掲げているサーバー製品全体の基本的な思想は、「性能」と「効率」を徹底的に追求することです。実際、Sun Fire X4450 は、非常に高い処理性能を持ったクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台を 4 個フルに搭載できる仕様となっています。いうまでもなく、このクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台の中でも、とりわけ高性能なクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー X7350 (2007年10月時点) をサーバー構成時にお選びいただけます。

そして、本格的な 4-way サーバーである以上、サーバーで扱われるデータ容量も非常に大きなものになります。そもそも、数多くのクライアントから膨大なデータアクセスを一気に引き受ける役割こそがサーバーの使命なのです。このような観点から、マイクロプロセッサーだけでなく、メモリーやネットワーク、ストレージなど、あらゆるコンポーネントを強化しました。今回、Sun Fire X4450 に搭載されているインテルの最新チップセットが、さまざまな部分の I/O 性能を引き上げていますが、サーバー側においてもコンポーネントの拡張性をさらに高める設計を採用しています。

メモリーシステムは、最大 32 枚の FB-DIMM をサポートしています。4 GB メモリーモジュールを使用すれば、128 GB までのメモリー容量を確保できます。これは、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台を搭載した 4-way サーバーとしてはトップクラスの容量になります。そして、広帯域のネットワーク接続もしくは複数のネットワークに対する同時アクセスを実現するために、4 ポートの Gigabit Ethernet ポートを標準で装備しています。さらに、ディスクストレージとして、2.5 インチ型の SAS (Serial Attached SCSI) HDD を 8 台まで内蔵できます。また、ネットワークやストレージ周りをさらに強化できるように、筐体内には 6 本の PCI Express 拡張スロットが用意されています。

Sun Fire X4450 はクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台を 4 個搭載可能

− しかも、これほどの充実したハードウェア仕様をたった 2U ラックマウントのサイズで実現しているのですね。

実は、ここがSun Fire X4450 の最も大きなポイント、言い換えればサン・マイクロシステムズならではのイノベーションということになります。他社の競合製品ではおおむね 4U ラックマウントで Sun Fire X4450 と同等のハードウェア仕様を実現していますから、2U ラックマウントでフルスペックの 4-way サーバーを製品化できたことは、当社にとって大きな誇りといえます。これほどの省スペース化が可能になったのは、古くから培ってきた当社のユニークなサーバー設計技術と、非常に高い電力効率を持つクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台がタッグを組めたからにほかなりません。


Sun Fire X4450 の筐体設計は、サン・マイクロシステムズの共同創設者 (現在はシステム担当上級副社長兼チーフ・アーキテクト) であるアンディ・ベクトルシャイムの率いる開発チームが担当しました。アンディは、今から 25年前、当社が初めて世の中に発表した Sun-1 を設計した技術スタッフで、それ以降も非常に革新的な筐体を次々と発表してきました。今回、アンディが長年培ってきた筐体設計のノウハウとインテルのテクノロジーが融合し、Sun Fire X4450 が生まれたわけです。

− 御社は、古くからエンタープライズ向け OS として Solaris* オペレーティングシステム (以下、Solaris) を手がけていますが、インテル製のマイクロプロセッサーを搭載したサーバーで Solaris を選択するメリットはどのあたりにあるのでしょうか?

信頼性と可用性の向上に力を入れて設計された Solaris オペレーティングシステム

サン・マイクロシステムズは、これまで SPARC* アーキテクチャー上でサーバーやオペレーティング・システム (OS) の技術開発を長く手がけてきましたが、この長い歴史の中で特にマルチプロセッサにおけるスケーラビリティーと、信頼性や可用性の向上につながる機能の実現に力を入れてきました。つまり、サーバー本体とその上で動作する OS (Solaris) に、こうしたエンタープライズ向けの機能を次々と盛り込んでいったわけです。今回、Sun Fire X4450 上で動作する x86 版の Solaris も、当社がこれまで培ってきたエンタープライズ向けの技術をそのまま受け継いでいます。

実際、Solaris の SPARC 版と x86 版は、バイナリーこそ異なりますが、実は 1 本のソースコード・ツリーから作られています。つまり、ハードウェアに依存しない部分、言い換えればソフトウェアのみで実装できる部分については、SPARC 版と x86 版でまったく共通のものだということです。このため、Sun Fire X4450 のようなインテルの高性能プロセッサー搭載サーバーと Solaris の組み合わせは、コスト・パフォーマンスに優れた x86 系サーバー上で高い信頼性と可用性を兼ね備えたエンタープライズ環境を構築したいというお客様には理想的な選択肢となります。


− Sun Fire X4450 のように数多くの実行コアを搭載したサーバーで Solaris を利用するメリットは何でしょうか?

Solaris は、マルチコア・マルチスレッド環境で最大限のパフォーマンスが発揮されるように進化してきた OS です。Solaris の OS カーネルは、数多くの実行コアを使用する環境下でも非常に安定していますし、OS のスケジューリング機能もかなり先進的な作りをしています。さらに Solaris コンテナと呼ばれる OS 上のアプリケーション空間を複数に分割できる仮想化技術も備えています。このため、大規模サーバーに搭載されている豊富な実行コアのパワーを余すことなく使い切ることができます。実際、Solaris は、Sun SPARC Enterprise サーバに代表される、実行コア数が 100 を上回るような大規模サーバーでも採用されています。

つまり、実行コアが増えれば増えるほど、Solaris のメリットが引き出されると考えて間違いありません。実行コアが増えたときに、それをうまく使い切れないソフトウェアが一部に見受けられますが、このようなケースでは、ベースとなる OS を Solaris に切り替えることで、サーバーが本来持っている潜在的な性能をさらに引き出せる可能性があります。Sun Fire X4450 は、最大で 16 もの実行コアを搭載できる高性能サーバーとなりますので、OS として Solaris を選ぶ価値は十分にあります。

− Solaris は、インテルのマイクロプロセッサーに対してどれくらい最適化されているのでしょうか?

インテルとの技術的提携において、Solaris をインテル® Xeon® プロセッサーに対して最適化していくことも項目のひとつとして盛り込まれています。このため、Solaris は、インテル Xeon® プロセッサーが備えている優れた性能や機能を最大限に引き出せる OS として、これからもさらに進化していきます。今後、インテル Xeon® プロセッサー搭載サーバー上で UNIX* 系 OS を使用するなら、Solaris がより適した選択肢となります。当社の Sun Fire X4450 だけでなく、他社のインテル Xeon® プロセッサー搭載サーバーであっても、Solaris が果たす役割はこれまで以上に大きくなるでしょう。

Solaris は、オープンソースとして配布されている OS ですので、誰もが無料で入手そして使用できます。すでに、世界中で 750 万を超えるダウンロードがあり、そのうち 4 分の 3 が x86 系サーバー向けのものです。ぜひ、最新のクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台を搭載した Sun Fire X4450 と Solaris を組み合わせて、自社のビジネスをさらに活性化する強力なエンタープライズ環境を構築していただければと思います。

 


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