インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内 3-1-1、代表取締役共同社長 吉田 和正 / ロビー・スウィヌン)は、本日、業界からの強力な支持を背景に、新しいデュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台を 7 製品、発表しました。ミッション・クリティカルなハイエンドのアプリケーションを稼動させるデュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台は、信頼性を向上させながらも、電力消費を低減させる高度な機能を備えており、独自仕様の RISC 製品から Itanium ベース・サーバーへの移行をさらに加速させます。インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台は第 6 世代の Itanium 製品であり、3 世代先の製品まで開発が進められています。
プロセッサー・コア内で起こるエラーの検出を確実に行うことでデータの完全性とアプリケーションの信頼性を向上させる新技術であるコアレベル・ロックステップにより、Itanium プラットフォームによるミッション・クリティカル分野へのサポートは強化されています。コアレベル・ロックステップは、既存のソケットレベル・ロックステップ技術と組み合わされ、コアとソケットそれぞれにおける演算結果の一貫性を保証することで、さらなる信頼性、可用性、サービス性(RAS)を実現します。
また、デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台の新機能であるデマンド・ベース・スイッチング(DBS)は、サーバーの利用が低い時における電力消費を削減することで、エネルギー・コストの低減に寄与します。
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台は、最大 1.66GHz の動作周波数、667MHz のフロントサイド・バス(FSB)を備え、104W 内での消費電力で動作します。2 つのプロセッサーとチップセットが同じバスに搭載された 3 ロードバスにより、エンタープライズおよびハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)での使用に、さらなる能力を提供します。
エコシステムの勢い
インテル コーポレーション 上席副社長 兼 デジタル・エンタープライズ事業本部長のパトリック・ゲルシンガーは、「顧客が独自仕様のアーキテクチャーを捨て、業界で最も幅広いアプリケーションの選択肢を提供するプラットフォームへ移行することで、Itanium のエコシステムは今後も拡大し続けます。デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台の発表は、次世代の Itanium ベースの製品と技術に投資するというインテルの継続的な取り組みの一例です」と述べています。
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台は、他の RISC ベンダー製品と異なり、既存の 12,000 以上のアプリケーションから幅広いソフトウェアの選択肢をエンドユーザーにもたらし、Linux*、Windows*、HP-UX*、HP NonStop*、HP OpenVMS*、z/OS*、Solaris/SPARC* を含む複数の OS(オペレーティング・システム)をサポートする柔軟性を提供し続けます。
マイクロソフト株式会社 サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長 五十嵐 光喜氏は、「マイクロソフトは、インテル株式会社のマルチプロセッサー・サーバー向け『デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台』の発表を歓迎します。来年提供予定の次期サーバー OS『Windows Server* 2008 for Itanium Edition』では、インテル® Itanium® プロセッサーに搭載された強力な RAS 機能と連動する Windows Hardware Error Architecture (WHEA) の搭載により、広範囲なハードウェアのエラーを捕捉し訂正するなど、より高い信頼性を実現しております。マイクロソフトは、インテル株式会社と密接に連携しながら、Windows Server によるミッション・クリティカルシステムの市場の拡大を図ってまいります」と述べています。
レッドハット株式会社 代表取締役社長 藤田 祐治氏は、「レッドハットはインテル株式会社がデュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台の新製品および同プロセッサーを搭載した新しいプラットフォームを発表されたことを歓迎いたします。レッドハットとインテルとの協力関係は深く、近く提供開始する Red Hat* Enterprise Linux 5.1 においても、今回のプラットフォームで提供される最新の RAS や仮想化機能に対応する予定です。今後もレッドハットはインテルと協力し、お客様に業界最先端の 64 ビットプラットフォームを提供することで TCO の削減に貢献し、次世代プラットフォームがミッション・クリティカル市場へさらに普及し促進されるよう、努力して参ります」と述べています。
エネルギー、金融サービス、ヘルスケア、製造、通信といった、大量のデータに基づくリアルタイムな意思決定が要求される業界の顧客が、Itanium のオープン・アーキテクチャーと先進的な並列処理、高度な拡張性と柔軟性を活用しています。
インテル、日本 SGI、日本電気、日本ヒューレッド・パッカード、日本ユニシス、富士通、富士通シーメンスコンピューターズ、日立製作所、Bull をはじめとする Itanium Solutions Alliance(ISA)に加入している全てのサーバー・メーカーから、今回発表のデュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台を搭載した製品が発売される予定です。
インテル Itanium の仮想化技術
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台は、広範な仮想化とパーティショニングの機能を搭載しており、RISC やメインフレームからの移行に最適なプラットフォームです。Itanium は、z/OS やレガシー化した Unix、Linux や Windows など、多様な OS 環境における仮想化のための単一のプラットフォームを提供し、旧式の独自仕様プラットフォームからのアプリケーション統合を可能にします。デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台はまた、Transitive や SWsoft といった主要な開発元から仮想化のサポートを受けています。
SWsoft の CEO、Serguei Beloussov 氏は、「新しい Itanium プロセッサー上で動作する、SWsoft Virtuozzo* 4.0 は、Windows や Linux ベースのサーバー基盤に対して、OS レベルでの仮想化機能のサポートを強化します。Itanium プラットフォーム上でのスケーラビリティーと、Virtuozzo の仮想化機能がもたらす実績のあるサーバーの高密度化と高速化の組み合わせは、ミッション・クリティカルなアプリケーション統合化に向けた理想的なプラットフォームを実現します。
Transitive の社長 兼 CEO、Bob Wiederhold 氏は、「Transitive は本日、Quicktransit* for Solaris/SPARC-to-Linux/Itanium の出荷を開始します。Quicktransit と Itanium® プロセッサー搭載サーバーとの組み合わせにより、データセンターにおいて、Itanium 搭載サーバーと Sun SPARC 搭載サーバーの間でコンピューター・システム・リソースの仮想化を実現します。これによってデータセンターはコンピュータ資源を柔軟に、最大限活用することができるようになります」と述べています。
価格および出荷開始時期
6 種類のデュアルコア、および 1 種類のシングルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100 番台は本日より出荷開始します。ロックステップ機能付きモデルは 2008 年第 1 四半期から出荷開始の予定です。
◇価格および出荷開始時期
| 製品名 | 価格 (1 千個受注時) | 量産出荷 開始時期 |
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9150M 動作周波数:1.66GHz、667MHz システム・バス、24MB オンダイ L3 キャッシュ搭載 | @420,900 円 | 2007年 10月 31日 |
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9150N 動作周波数:1.6GHz、533/400MHz システム・バス、24MB オンダイ L3 キャッシュ搭載 | @420,900 円 | 2007年 10月 31日 |
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9140M 動作周波数:1.66GHz、667MHz システム・バス、18MB オンダイ L3 キャッシュ搭載 | @225,700 円 | 2007年 10月 31日 |
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9140N 動作周波数:1.6GHz、533/400MHz システム・バス、18MB オンダイ L3 キャッシュ搭載 | @225,700 円 | 2007年 10月 31日 |
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9130M 動作周波数:1.66GHz、667MHz システム・バス、8MB オンダイ L3 キャッシュ搭載 | @176,900 円 | 2007年 10月 31日 |
デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9120N 動作周波数:1.42GHz、533/400MHz システム・バス、12MB オンダイ L3 キャッシュ搭載 | @103,700 円 | 2007年 10月 31日 |
シングルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9110N 動作周波数:1.6GHz、533/400MHz システム・バス、12MB オンダイ L3 キャッシュ搭載 | @79,300 円 | 2007年 10月 31日 |
インテルについて
シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的なテクノロジーと製品を開発、イニシアティブを推進していきます。インテルに関する詳しい情報は、
http://www.intel.co.jp/ で入手できます。
以上
* インテル、インテルロゴ、インテル Itanium は、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。