プレスリリース
インテル プレスリリース
インテル
携帯電話や PDA 向けに設計された次世代のプロセッサを発表


2004 年 4 月 12 日

インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内 3-1-1、代表取締役共同社長 グレッグ・ピアーソン / 吉田 和正)は、携帯電話にフルモーションのテレビ会議機能を、PDA には DVD と同等の品質の動画を提供する、Intel XScale(R) テクノロジに基づいた新しいプロセッサである「インテル(R) PXA27x プロセッサ・ファミリ」とマルチメディア・アクセラレータである「インテル(R) 2700G マルチメディア・アクセラレータ」を発表しました。

本日発表されたプロセッサは、先進の携帯電話や PDA に求められる、マルチメディア機能や低消費電力化、セキュリティ機能などを実現する新しい技術が複数、採用されています。インテルは、処理性能だけでなく、メモリを積層するための新しいスタック・パッケージング、3D グラフィックのレンダリング向けの新しいマルチメディア・アクセラレータ、最適化されたソフトウェア、また、携帯電話や PDA メーカがインテルの製品を搭載した携帯機器を市場に迅速に投入できるように、リファレンス・プラットフォームも提供します。

インテル コーポレーション 主席副社長 兼 インテル・コミュニケーションズ事業本部長のショーン・マローニは、「ワイヤレス・ブロードバンドの進展には、新型のワイヤレス端末が必要になります。3G や Wi-Fi、WiMAX などの多様なワイヤレス・ブロードバンド・アクセス方式の利用が可能になるなか、インターネットが提供するすべてに対応できるよう、携帯機器は低消費電力化を図りながらも高い性能を備えていなければなりません」と述べています。

◇携帯電話や PDA 向けに設計

開発コードネーム「Bulverde」として開発されていたインテル PXA27x プロセッサ・ファミリでは、新しい技術が複数採用され、携帯電話や PDA ユーザのニーズに対応しています。

インテル PXA27x プロセッサ・ファミリは、インテル(R) ワイヤレス MMX(R) テクノロジを採用した最初の製品で、バッテリ駆動時間を改善する一方、3D ゲームの実行や高画質な動画の再生に適したより高い性能を提供しています。

また、ワイヤレス Intel SpeedStep(R) テクノロジも搭載しており、インテルのノートブック PC 向けプロセッサに搭載されている技術と同様に、電圧と動作周波数の変更をインテリジェントに管理することで大幅な消費電力の削減を実現しています。

インテル(R) ワイヤレス・トラステッド・プラットフォームは、主要なセキュリティ機能が統合されており、トラステッド・ブート、個人情報や暗号鍵の安全な保存などが可能で、また一般的なセキュリティ・プロトコルにも初めて、対応しています。

インテル(R) クイック・キャプチャ・テクノロジは、最大 400 万画素の写真の撮影が可能で、カメラ付き携帯電話の機能と画像品質を向上させます。

インテルは、ワイヤレス・ネットワークからプロセッサへのデータ伝送速度を向上させる高速インターフェースである、インテル(R) モバイル・スケーラブル・リンクを開発しました。この技術は、最大 416M ビット / 秒のデータ伝送速度を実現し、アプリケーションの応答と全体の性能を向上させます。

インテル PXA27x プロセッサ・ファミリは、動作周波数が 312 MHz から最大 624 MHz で、32M バイトもしくは 64M バイトの Intel StrataFlash(R) メモリを積層することができます。

◇マルチメディア・アクセラレータが、より高いモバイル・マルチメディア性能を提供

本日発表されたインテル(R) 2700G マルチメディア・アクセラレータは、インテル PXA27x プロセッサ・ファミリと組み合わせて動作するよう最適化されています。先進の動画や静止画機能を搭載し、消費電力を抑えたフル・フレームレートでのフルスクリーン動画再生が可能になります。同製品は、VGA ディスプレイ上で DVD と同等の品質で動画を再生することができ、MPEG-2 や MPEG-4、Microsoft* Windows Media Video 9 など広範な動画形式に対応しています。

インテル 2700G マルチメディア・アクセラレータは、鮮明な画像を映し出すだけでなく、SXVGA までの高解像度デュアル・ディスプレイの機能を有しています。同時に 2 つの画像を見ることができるため、テレビ会議、PDA や他のワイヤレス端末から直接プレゼンテーションを実行するといった、多様なビジネス用途で使用することができます。同製品は、エンターテイメント用途には、ユーザの優れたモバイル・ゲーム体験やモバイル端末上で刺激的な 3D コンテンツを再生します。

◇シリコンを超えたソリューション

インテルは、機器メーカが次世代の通信とコンピューティング機器の開発と製品化を促進する目的で、高性能なプロセッサに加えて、多くの主要な技術とプラットフォームを提供しています。

インテルの携帯電話リファレンス・プラットフォームは、複数の OS に対応した先進のスマートフォンを製品化する上で必要なアプリケーションと通信技術の利用モデルとして、顧客と開発者に公開しています。同リファレンス・プラットフォームは、GSM/GPRS、Wi-Fi(802.11b)、Bluetooth* の複数の無線技術 (モード) に対応しています。このプラットフォームは、Microsoft* 社、PalmSource* 社、Symbian* 社の各企業が開発したフル機能の OS だけでなく、MontaVista* Linux や Java 環境にも対応しています。

主要なシステム・インテグレータである Intrinsyc* 社と協力して開発された、PDA 形状のリファレンス・プラットフォームは、インテル PXA 270 プロセッサ、インテル 2700G マルチメディア・アクセラレータ、64M バイト ワイヤレス Intel StrataFlash(R) メモリを搭載し、PDA 向けにより高い次元の性能と機能を提供しています。

インテルは、システム / アプリケーション開発者がインテル PXA27x プロセッサ・ファミリの機能をフルに活用できるように、インテル(R) コンパイラ、インテル(R) インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブを提供するとともに、ドライバや電力管理ソフトウェアを同梱したボード・サポート・パッケージの提供も行っています。主要な OS ベンダや、ソフトウェア・ベンダがこれらのツールを利用し、新しいプロセッサに最適化された包括的なアプリケーションを開発しています。

◇製品の価格と出荷予定時期

インテル PXA27x プロセッサ・ファミリとインテル 2700G マルチメディア・アクセラレータの価格と出荷時期は以下の通りです。

製品名価格
(1万個受注時)
サンプル
出荷時期
量産出荷
予定時期
インテル(R) PXA270 プロセッサ
312 MHz 版
32 ドル出荷中第2四半期
インテル(R) 2700G マルチメディア・
アクセラレータ
17 ドル出荷中第2四半期

世界最大の半導体メーカであるインテル コーポレーションは、パソコン・ネットワーク / コミュニケーション製品の世界的なメーカでもあります。インテルの情報は、http://www.intel.com (英語) で入手できます。

以上