インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、インテル株式会社が 4 月 17 日~19 日に開催中の開発者向け技術フォーラム「インテル・デベロッパ・フォーラム 2001 Spring」において、日本のパーソナル・デジタル・セルラー(PDC)電話に必要なデュアル・レートのベースバンド処理に対応した「D5314 PDCharm 2.0 シングル・チップ」を発表しました。インテルの子会社である DSP コミュニケーションズ (DSPC) が、本製品の設計を行いました。本製品の特長は、様々なデータ・アプリケーションと JAVA* への対応、低い消費電力とオーディオおよび RF(無線)部分とのインターフェイスがシンプルなことです。先進のデジタル信号処理(DSP)技術に基づき、PDCharm 2.0 は、新たなシステム要求やサービスに対し容易に対応できる、コスト効率の高いソリューションを提供します。日本国内においては、インテル株式会社が本製品を販売いたします。
インテル コーポレーション、PDC 担当ビジネス・ユニット・マネージャのオファー・エラザーは、「PDCharm 2.0 は PDCharm シリーズの最新製品であり、特に JAVA* のアプリケーションに必要な性能が飛躍的に向上しました。PDCharm 2.0 により、私たちのお客様は製品の差別化を図ることができ、また、音声にデータを付加した新しいアプリケーションに端末を対応させることが可能になります」と述べています。
PDCharm シリーズの特長は、同じチップですべての PDC 携帯電話事業者の要求とサービスに対応できることです。主な機能として、i-Mode*、ハーフデュプレックス (HDP) を含むパケット・データ・サービスへの対応が可能です。さらに、異なる携帯電話事業者で採用されているすべてのボコーダを内蔵しています。本製品は、PDC の無線周波数である 800MHz 帯および 1.5GHz 帯のどちらにも対応しています。また、本シリーズの製品は、ベースバンド・モデムと TDMA 制御機能を搭載しています。
PDCharm 2.0 は、デジタルとアナログ両方の回路を持つミックス・シグナル ASIC です。内蔵されている ARM7TDMI(TM) コアは、最大 40MHz の周波数で動作し、集積されたペリフェラルとともに携帯電話端末のシステム・マイクロコントローラとして機能します。また、低消費電力の 32KHz 発振器によるリアル・タイム・クロックも内蔵されています。また、大容量の内部 RAM により先進的なデータ・サービスへの対応が可能です。
PDCharm 2.0 はテキサス・インスツルメンツ社製の TMS320C54x DSP コアを内蔵し、インテルではその DSP 向けにデジタル信号処理技術を用いた数え切れないほどの効率的でかつ革新的なアルゴリズムを開発しています。最新の DSP 関連の革新的技術による機能のひとつして、受信側のオーディオ AVC(Automatic Volume Control) があります。これは、受信したオーディオ信号のボリュームとダイナミック・レンジを自動的に調節し、騒音の多い状況下での音声の明瞭さを飛躍的に向上させます。その他にも、最大 64 単語まで対応する特定話者音声認識機能があります。これは、モバイルという騒音の多い環境下で音声ダイヤルを行っても高い認識性能を示します。
オファー・エラザーはさらに、「インテルは、テキサス・インスツルメンツ社と協力することができ、非常に嬉しく思っています。同社は今回の新製品発表にいたる大きな力となりました。PDCharm 2.0 は、同社の最先端のプロセスに負うところが大きく、特にデータ・サービスへのサポートを強化し、PDC の市場において新たなメリットを提供できるようになりました」と述べています。
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 オフィサー ASP 事業部長のフレッド・コーエン氏は、「テキサス・インスツルメンツ (TI) は、PDC の市場に対応するため、現在までに 2,800 万個以上の TMS320C54x DSP シリーズを DSPC とインテルへ出荷してきました。私たちと DSPC、そしてインテルとの協力関係は成熟しており、TI にとって成功しているビジネスとなっています。PDCharm 2.0 により、私達はさらに多くの PDC 携帯電話端末メーカに TI とインテルの PDC への取り組みを信頼していただくことを期待しています」と述べています。
D5314 PDCharm 2.0 は、現在、量産出荷を開始しています。株式会社デンソーを始め、すでに、国内携帯電話機器メーカへ供給しています。
◇インテル・デベロッパ・フォーラム(IDF)について
IDF は、インテルにとって最も重要な技術フォーラムで、毎回、数千人のハードウェアおよびソフトウェアの技術者が参加しています。今年で 5 年目を迎える同フォーラムは、日米欧およびアジアで開催され、世界各国の開発者に、インテルの最新技術とイニシアティブについて詳細な情報を提供する場となっています。IDF に関する最新情報は、http://www.intel.co.jp/jp/idf/index.htm でご覧頂けます。
世界最大の半導体メーカであるインテル コーポレーションは、パソコン・ネットワーク / コミュニケーション製品の世界的なメーカでもあります。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp/ で入手できます。
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