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第 10 回 Intel® Teach 「MT クラブ」 フォーラム開催
 
「デジタル絵本 『ピッケ』 で育てる子どもたちの情報活用能力」
 
立命館小学校 副校長 荒木貴之 氏
立命館小学校 副校長 荒木貴之 氏より、ものづくりとサイエンスを融合させた特設教科 「ロボティクス科」 の実践について紹介いただきました。1 年生 ~ 4 年生が学習する 「ロボティクス科」 は、「力・構造 (法則)」 「電気・回路」 「プログラミング・制御」 「デザイン」 「社会倫理」 の 5 つの領域の能力育成と子どもたちの知的好奇心を高めることを目標に、新たに創り上げてこられたものです。5 年生と 6 年生では、4 年間で培った力と知的好奇心をさらに伸長すべく、ロボット大会などの課外活動に取り組まれており、2009年11月、韓国 (浦項) にて参加 24 カ国が集って開催された World Robot Olympiad 世界大会に、日本代表として同校の 6 年生の児童が出場された様子の報告がありました。東南アジア・東アジアの国々を中心にヨーロッパ、中東、中南米諸国から集まった小学生たちが、ロボットの製作・プログラミングの技術を競う本大会では、世界の上位国のレベルの高さが強く印象づけられたことが共有されました。

「ロボティクス科」 では、さまざまなテーマの学習が展開されていますが、今回は、1 年生のデジタル絵本 『ピッケ』 を活用した実践について、5 つの領域のうち 「プログラミング・制御」 「デザイン」 について、どのような力が育まれるか、授業の様子や児童の学習成果物の紹介を交えながら報告いただきました。
ピッケのつくるえほん

立命館小学校では、"児童 1 人に 1 台の PC" の環境が整っていますが、今回の学習では協働的な学びを重視し、2~3 名のグループで物語をつくってオリジナル絵本を作成する活動が行われました。さらに、CLASSBOOK* ワークショップを実施するなど、発展的な学習についても紹介いただきました。
CLASSBOOK* 公式サイト 

最後に、荒木先生の著書 「日本発 21 世紀型教育モデル - つなぐ力が教育を変える」 (教育出版刊) に記された想いとして、21 世紀を生きる子どもたちに必要な力を育成するために、「私たち教師・学校に課せられた使命とは、『ICT で子どもたちが変わり、その子どもたちが世界を変える』 といった信念を持って、それぞれの学校に適したカリキュラムを創りあげ、継続的に実践していくこと」 また 「学校・保護者・社会・行政などが社会総がかりで "恊働的" に子どもたちの教育に携わっていくこと」 の大切さをお伝えいただきました。

 
「教員の表現力を高める ~リーディング・ティーチャー養成研修での取り組み~」
 
大阪府教育センター 専門教育室 指導主事 脇田裕史 氏
大阪府教育センター 専門教育室 指導主事 脇田裕史 氏からは、これからの学校経営を組織的に支えていくリーダー (リーディング・ティーチャー) を養成することを目的とする実践的な研修の取り組みについて、実際に行われた講座のデモンストレーションを交えて紹介いただきました。

大阪府では、「『大阪の教育力』 向上プラン」 として、「『学校力』 を高める」 「学校・家庭・地域をつなぐ」 「子どもたちの志や夢をはぐくむ」 3 つの目標が掲げられています。その中で、教育センターの役割として、教職員の資質・能力や指導力を高めることによって 『学校力』 を高めることが求められています。そこで、従来の研修のあり方の見直しの方向性として、「重点化と体系化」 による 1) 教職員のキャリアステージに応じた研修、そして 2) ミドルリーダーの育成に焦点化して研修の骨組みが検討されました。大量退職・大量採用の時代を迎え、学校の中でリーダーシップを発揮することが期待される世代が若年化しています。このような背景を受けて 2009 年度から実施されたのが、組織マネジメント力と授業力の向上を目的とするリーディング・ティーチャー養成研修です。

今回は、その研修講座の中から、組織マネジメント力の重要な要素であるコミュニケーション力の向上を重視した、「教員の表現力を高めるプレゼンテーション講座」 について紹介いただきました。実際に講座で提示されたコンテンツを使ったデモンストレーションでは、少し表現のコツをつかむだけで、いかに情報の伝わり方が変化するかを実感しました。リーディング・ティーチャーとして、自信を持って明確にメッセージを伝えられるようにと企画された講座を通して、さまざまな情報の特性をよく理解して表現を工夫することで、効果的なコミュニケーションにつながることが確認されました。

 
 
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