大山光晴先生
千葉県立高等学校 物理科教諭
(現在 千葉県教育委員会勤務)
|
研究者にとって科学研究は自然の謎を解き明かす喜びにあふれた仕事です。この喜びは高校生であっても充分味わうことができますが、高校生にとっての科学研究はそれ以上の意味を持っています。
皆さんが、将来大学に入って何かを学ぼうとするときに、また、自分の将来を切り開いていこうとするときに、このような自分の夢に向かっていくための原動力は、自分が本当に好きだと思うものを心の中に秘めているかどうかにかかっています。このような力の源が自分の中にあれば、その道中がたいへんなものであっても最後までがんばることができるでしょう。これは、大学を卒業して社会に出て企業に勤めてからもまったく同じです。
科学コンテストに参加することは、自分の力でこのような自分のエネルギーの源を見つけるための大事なトレーニングとなります。Intel ISEF という、日本だけでなく世界中の高校生たちと競うことができる場があるのです。
ぜひ、この場に一緒に参加をして、科学研究を行いながら自分の力の源を確かめて欲しいと思います。
一般に、日本国内の科学コンテストに参加する学生のほとんどは、理系コースに進んでいる人です。しかし、Intel ISEF には、Behavioral and Social Sciences (行動社会科学) のように文系の学生でも応募できる分野がありますので、理系、文系といった昔ながらの切り分けは意味をなしません。大事なのは科学的な考え方ができるかどうかです。
今年から本格的に科学研究を始めようという皆さんは、理系、文系、学校の教科 (物理、化学、生物、地学、数学) といった古い考え方にとらわれず、もっと広い視野で科学研究と接してみてください。
|