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Intel ISEF 2008
 
 
インテル青年科学賞の受賞者

Society for Science & the Public のプログラムである Intel International Science and Engineering Fair で、3 人の高校生がインテル青年科学賞 と 5 万ドルの大学奨学金を獲得しました。

インテル青年科学賞の優勝者に加えて、500 人を超える Intel ISEF の参加者が、その画期的な研究によって奨学金や賞金を獲得しました。その中には、18 人の分野別優勝者も含まれており、5 千ドルのインテル奨学金と Intel® Centrino® Duo モバイル・テクノロジーを搭載したノートパソコンが贈呈されました。

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Sana Raoof
ニューヨーク州ジェリコの Jericho High School の最上級生である Sana Raoof は、結び目理論と呼ばれるトポロジーの一分野に関する研究を行いました。結び目理論の中心となる問題は、2 つの結び目が同じであるか異なるかを証明する方法を問うことにあります。これがむずかしい理由は、1 つの結び目を作る方法は無限でありながら、依然としてそれが同じ結び目であることにあります。数学者は結び目に不変式を適用することで一定の値を与えようとしてきましたが、これまではどのような不変式によっても偽陽性が生じ、同じ結び目であることが保証されませんでした。ところがこのほど、Sana Raoof は、既存の不変式である Alexander-Conway 多項式によって、束コード図に対応するすべての結び目が同等であることが保証されることを証明しました。

結び目理論は生化学に応用されているため、Raoof の研究は、たんぱく質折り畳みの問題や、アミノ酸由来のたんぱく質が三次元的に折り畳まれる現象など、何十年にもわたって科学者を悩ませてきた問題に新たな光明をもたらす可能性があります。有機分子の構造と機能には直接的な関係があることから、Raoof の研究は、生命の基本的なメカニズムに対する洞察を導く可能性もあります。

 
 
Natalie Saranga Omattage
米国では 2007 年に、極めて有害な汚染物質がペットフードに混入し、何百匹もの動物が死亡した事件がありました。これについては、毒性の高いメラミンとシアヌル酸の混合物によって汚染された食品添加物が原因と特定されました。輸入食品については現在、クロマトグラフおよび質量分光学による手法で検査が実施されていますが、そのための器具や試薬は高価なものであり、またこれらの手法は、高度な訓練を受けた職員が行わなければなりません。

ミシシッピ州コロンバスにある Mississippi School for Mathematics and Science の生徒である Natalie Saranga Omattage は、よりよい解決法を求めて、食品からメラミンとシナヌル酸を検出する代替手段を研究しました。Omattage はこれらの化学物質と強い親和性があるペプチドを利用して、水晶振動子によるマイクロバランスを基礎にした、効果的なバイオセンサーを開発しました。これは、低濃度のメラミンとシアヌル酸をわずか数分で検出できるというものです。さらにこのバイオセンサーは持ち運び可能であり、現行の検査方法よりも安価であり、高度な訓練を受けなくても使用できます。

Omattage が開発したバイオセンサーは、食品汚染物質だけでなく、その他の有害な化学物質の検出にも応用できる可能性があります。

 
 
Yi-Han Su
水素に対する地球規模の関心の高まりを受けて、科学界と産業界は、水素をより効率的に生成する方法を模索しています。1 つの方法として、メタノール改質反応を伴う触媒を利用する手法があります。水素をより効率的に生成するには、高活性触媒が必要になります。

台湾の Taipei First Girls High School の生徒である Yi-Han Su は、自身の化学プロジェクトのために、触媒を活性化させるプロセスを開発し、その結果水素の生成プロセスも改善されました。

この方法を一般化すれば、その他の合成素材の均質性を高めることが可能になります。

 
 
これまでに開催された Intel ISEF を振り返る
Intel ISEF 2007
Intel ISEF 2006
Intel ISEF 2005
Intel ISEF 2004
Intel ISEF 2003
Intel ISEF 2002
Intel ISEF 2001