昨今ますます普及の進んでいる仮想化技術は、サーバー統合だけでなく、災害復旧、負荷の平滑化、高可用性などにも、応用範囲が広がっています。インテルは、仮想化をハードウェア・レベルでアシストするために、"インテル® バーチャライゼーション・テクノロジー (インテル® VT)" を開発し、進化させてきました。インテル® Xeon® プロセッサー 5500 番台ベースのプラットフォームでは、これまで以上に『柔軟な仮想化環境』を実現します。
ハードウェアによる包括的な仮想化支援技術である "インテル® バーチャライゼーション・テクノロジー (インテル® VT)" 。インテル® Xeon® プロセッサー 5500 番台をベースとしたサーバー・プラットフォームでは、プロセッサー、I/O、ネットワークにおいて包括的に仮想化をハードウェア・アシストしています。
仮想化の導入を進める上で重要となるのが柔軟なリソースプールの構築です。 "インテル® VT FlexMigration" は、複数世代のインテル® Xeon® プロセッサーを搭載したサーバー間での仮想マシンのライブ・マイグレーションを実現し、仮想化されたサーバーのリソースプールのより一体的な運用を可能にします。この一体的運用は、インテル® Xeon® プロセッサー 7000 系を搭載した 4-way 以上のサーバーやインテル® Xeon® プロセッサー 5000 系を搭載した 2-way サーバー、インテル® Xeon® プロセッサー 3000 系を搭載した 1-way サーバーが混在する環境でも可能です。例えば、減価償却が終わっていないインテル® Xeon® プロセッサー 5100 番台搭載 2-way サーバーと 2008年に導入したインテル® Xeon® プロセッサー 7400 番台搭載 4-way サーバーによって構成されたリソースプールに、インテル® Xeon® プロセッサー 5500 番台を搭載した最新の高性能サーバーを共存させることができます。これにより過去の投資を無駄にすることなく、仮想化環境を強化し、ROI を向上させることが可能になります。
| 2006年-2007年 | 2007年-2008年 | 2009年 | |
| マイクロアーキテクチャー | インテル® Core™ マイクロアーキテクチャー | 拡張版 インテル® Core™ マイクロアーキテクチャー | インテル® マイクロアーキテクチャー Nehalem |
| MP 向け | インテル® Xeon® プロセッサー 7300 番台 | インテル® Xeon® プロセッサー 7400 番台 | |
| インテル® Xeon® プロセッサー 7200 番台 | |||
| DP 向け | インテル® Xeon® プロセッサー 5300 番台 | インテル® Xeon® プロセッサー 5400 番台 | インテル® Xeon® プロセッサー 5500 番台 |
| インテル® Xeon® プロセッサー 5100 番台 | インテル® Xeon® プロセッサー 5200 番台 | ||
| UP 向け | インテル® Xeon® プロセッサー 3200 番台 | インテル® Xeon® プロセッサー 3300 番台 | |
| インテル® Xeon® プロセッサー 3000 番台 | インテル® Xeon® プロセッサー 3100 番台 |
どのような用途であれ、サーバーの仮想化では、個々の仮想マシンにユーザーの要求に応じたパフォーマンスと機能性を提供することが重要になります。そして、システムの足回りともいえる I/O の仮想化を支援するのが "ダイレクト I/O 向けインテル® VT" です。

ダイレクト I/O 向けインテル® VT を利用すれば、仮想マシンごとにプロセッサーから I/O まで、完全に独立したリソースを割り当てることができるため、性能だけでなくセキュリティーの面での強化も図れます。またダイレクト I/O 向けインテル® VT を利用して、仮想マシンと I/O デバイスの直接的な通信を行う「ダイレクト・アサイン」と呼ばれる仕組みを実装すれば、I/O デバイスの機能を積極的に利用できるようになります。
仮想化に関する技術としてもうひとつ、"コネクティビティー向けインテル® VT" があります。これは、ネットワーク処理におけるプロセッサー負荷の低減と I/O スループットの向上を可能とする技術で、仮想化環境におけるネットワーク性能を飛躍的に向上させます。
こうしたインテル® VT の進化に伴い、仮想化技術の応用範囲は広がっています。その代表的な利用モデルがサーバー統合です。個別に運用・管理されていた複数のサーバーを高性能、高信頼性の最新サーバーに集約することにより、運用・管理の効率化や様々なコスト削減効果が見込めるというメリットがあります。そのほか、仮想化基盤ソフトウェアの機能を使えば、サーバーの追加や破棄を仮想マシンの生成・削除という形で迅速に行えますし、新旧の幅広いソフトウェア環境の混載、各仮想化環境に対するサーバーリソースの動的な割り当てといった柔軟性も仮想化技術ならではのメリットです。
また、近年の仮想化基盤ソフトウェアには、稼働中の仮想マシンをリソースプールの中で自在に移動させる機能を備えたものもあります。さらに、それを発展させて、ハードウェア・トラブルが発生した物理サーバー上の仮想マシンを、安全なサーバーにフェイルオーバーさせる機能など、可用性の面でも目を見張る進化を遂げています。実際、可用性の向上を目指して仮想化技術を導入するケースもあります。
企業は、最新のインテル® VT をサポートした仮想化基盤ソフトウェアとインテル® Xeon® プロセッサー 5500 番台搭載サーバーを組み合わせることで、これまで行ったサーバーへの投資を無駄にすることなく、柔軟でスケーラブル、そしてパフォーマンスやセキュリ ティー、可用性、そして電力効率の面でも優れた仮想化環境を実現できます。
インテル® Xeon® プロセッサー 5500 番台の高性能を支える 3 つのテクノロジーをデモムービーで紹介。
性能に関するテストや評価は、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、またはそれらを組み合わせて行ったものであり、このテストによるインテル製品の性能の概算の値を表しているものです。システム・ハードウェア、ソフトウェアの設計、構成などの違いにより、実際の性能は掲載された性能テストや評価とは異なる場合があります。システムやコンポーネントの購入を検討される場合は、ほかの情報も参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。インテル製品の性能評価についてさらに詳しい情報をお知りになりたい場合は、http://www.intel.co.jp/jp/performance/resources/benchmark_limitations.htm を参照してください。