保護を強化する内蔵されたセキュリティー1
急速に進化するビジネス環境では、新たなセキュリティー上の課題が次々に発生しています。ルートキット攻撃から世界規模でのセキュリティー侵害まで、脅威はますます高度化しています。従業員によるモバイルの使用やソーシャル・ネットワークへの接続が増えるにつれ、シームレスな接続を確保する IT サポートと共に、クラウド・コンピューティングやデスクトップ仮想化などの新しい配信モデルが必要になります。
これらのニーズに迅速に対応し、さらに新たなセキュリティー上の脅威の一歩先を行くために、企業は、以下の 4 つのクリティカルな IT セキュリティー分野への対処が可能な、包括的なセキュリティー・ソリューションを必要としています。
- ルートキット、ウイルス、およびマルウェアからの保護を含む脅威への対処
- ID および Web サイトのアクセスポイントの保護
- 個人およびビジネス上の機密データの保護
- PC とワークステーションのリモートおよびローカルでの監視、復旧、修復
ビジネスのための新たな保護レイヤー
セキュリティー機能が組み込まれた、第 3 世代インテル® Core™ vPro™ プロセッサー・ファミリーを搭載した PC およびインテル® Xeon® プロセッサー E3-1200v2 製品 ファミリーを搭載したワークステーション・プラットフォームでは、上記の 4 つのクリティカルな IT 機能が簡素化および高速化します。さらに、セキュリティー・ソフトウェアと組み合わせることで、新たな保護レイヤーが追加されます。
インテル® vPro™ テクノロジーは、第 3 世代インテル® Core™ vPro™ プロセッサー・ファミリー、インテル® Xeon® プロセッサー E3-1200 製品ファミリー、インテル® チップセット、ネットワーク・アダプターに組み込まれた、さまざまなセキュリティーおよび管理機能の総称です。インテル® vPro™ テクノロジーはハードウェアに組み込まれた機能ですが、利用するためにはセットアップとコンフィグレーションを行う必要があります。インテル® セットアップ・コンフィグレーション・ソフトウェア 8.0 を使用することで、IT マネージャーは、インテル® vPro™ テクノロジーを搭載した PC またはワークステーションをほんの数分で導入できます。2
オペレーティング・システムよりも深い階層を狙う攻撃の防止
ハードウェアに組み込まれたセキュリティーおよび脅威の管理機能により、インテル® vPro™ テクノロジーでは、
- インテル® トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー3 とインテル® バーチャライゼーション・テクノロジー4 を使用することで、クラウド環境または仮想環境で作業しているユーザーを、検出の困難な侵入型のルートキットやマルウェアから保護します。
- インテル® バーチャライゼーション・テクノロジーを使用して PC またはワークステーションのハードウェアベースの仮想化を可能にし、一元化されたイメージ管理、安全なネットワーク・ストレージ、および帯域外保護を (すべてファイアーウォールの外で) 実現します。
ハードウェアに内蔵されたセキュリティーの詳細については、第 3 世代インテル® Core™ vPro™ プロセッサーのホワイトペーパー(英語)でご確認ください。
認証の強化とパスワード保護
企業における ID の盗難を防いだり、Web サイトのアクセスポイントの不正使用を防止したりするには、従来のアカウント認証方式は十分ではありません。インテル® vPro™ テクノロジーには、以下に示す重要な防御機能を提供するインテル® アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー (インテル® IPT)5 が含まれています。
- 組み込みのワンタイムパスワード。物理的なトークンのコストとサポートが不要になると同時に、安全な VPN および Web サイトアクセスとシームレスなユーザー認証が実現されます。
- 組み込みの公開鍵基盤 (PKI)。ファームウェアに格納され、ユーザーとサーバーの認証およびドキュメントの暗号化と署名に使用される 2 つ目の認証要素であり、トークンやスマートカードが不要になります。
- トランザクション保護表示。暗号化された I/O テクノロジーであり、ビジネスサイトおよび Web サイトでのユーザーの存在の確認、トランザクションの確認、資格情報を提供する前の安全な PIN 入力の作成を行えるようにし、スクリーン・スクレーパーやキーロガーによるリスクを排除することで、ID の盗難を防止します。
ビジネス、従業員、顧客の機密情報の保護
ビジネス環境におけるクラウド・コンピューティングの利用や、モバイル PC の数が増加するにつれ、データの損失を防止するための高速で信頼できる暗号化テクノロジーが不可欠になっています。インテル® IPT により、コンピューターの紛失または盗難時、コンピューターによって一意のトークンが生成され、ユーザーの ID が保護されます。さらに、インテル® アンチセフト・テクノロジーにより、IT 部門では、コンピューターをリモートでロック、ユーザーの ID と会社のデータの両方を保護できます。6 この強化されたセキュリティー機能は、インテル® Xeon® プロセッサー E3-1200v2 製品 ファミリーが搭載されたワークステーションでもご利用になれます。さらに、インテル® vPro™ テクノロジーは、
- ユーザーの生産性を低下させることなく、最大で 4 倍の速さでデータを暗号化するインテル® AES New Instructions7 を使用し、データの暗号化 / 復号を高速化します。8
- より高品質な乱数を生成し、データ暗号化の安全性を高めて、より安全なオンラインでのやり取りを実現するハードウェアベースの暗号化テクノロジーであるインテル® セキュア・キー9 を採用しています。
セキュリティー侵害への迅速かつ機敏な対応
ハードウェアに組み込まれたインテル® vPro™ テクノロジーの機能は、プリブート環境で、ハードディスク・ドライブ、OS、およびソフトウェア・アプリケーションとは独立してアクセスおよび管理されます。これにより、これらの領域で発生する問題の管理が容易になり、システムの電源状態や OS の状態に関係なく、PC またはワークステーションにリモートでアクセスできるようになります。このテクノロジーでは、
- IT 技術者は、すべての PC へのセキュリティー・パッチの迅速な適用、暗号化されたドライブのリモートでのロック解除、データ・セキュリティー設定の管理を実行できます。
- IT ヘルプデスク担当者は、3 台のディスプレイの同時構成、ユーザー同意コードの表示画面の27 種類の追加言語、および複数の画面でのマウス操作の向上をサポートする KVM リモート・コントロール10 などの機能を使用して、プラットフォームを完全に制御できます。
- IT 部門は、セキュリティー侵害の発生後に、感染したプラットフォームをリモートで診断、隔離、修復できます。
- インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー11 (インテル® AMT) を使用して、プラットフォームに電源が入っていない場合でも、プラットフォームが電源供給ラインまたはネットワークに接続されている限り、プラットフォームのアプリケーションはリモートで管理できます。
インテルが顧客のシステムエンジニアや IT ベンダーと相互コミュニケーションを取るために公開しているコミュニティー・サイト「インテル匠道場」に参加することで技術的な支援が受けられます。


